
2025/06/30 22:51
久しぶりに岡崎京子さんのPINKを読みました。
1冊読んだら続けて
リバース・エッジ
End of World
どれも、やっぱりヒリヒリと痛い。
未完成のまま世に放たれて消耗されていくような
世代特有の残酷さやあどけなさや、そんな世界をでもどこか冷めた目で見ている。
いつ終わってもいいっていう投げやりな諦め
でも、どこかで幸せって感覚を求めてやまない。。。
岡崎京子さんが事故にあってしまい、もう30年近く経つのだろうか。
そのときの旦那さんがほぼ寝たきりで意思疎通も難しい岡崎さんと翌年に離婚をしてハタチそこそこの女性とデキ婚をされているそうだが(授かり婚という言葉は好きでないんです)
その岡崎京子さんの状況が、作品にそのまま出てきそうだと思った。
岡崎さんには旦那さんは亡くなったと伝えられているそうだが
岡崎さんは全部分かっている気がする。
私は重度の障がいのある方々の訪問介護に長年携わってきたけど
願うなら
岡崎さんのベッドやパジャマはイケてるもので溢れていてほしい
このままで終わらないでほしい。
でも本当、今読んでも全く古さを感じない。
すごい方だと思う。